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== 日本滞在 ==

美しきルドゥーテの薔薇たち。。。♪

こんにちは。

お正月はなかなかブログを書くことができませんでしたが、今週からまた頑張って記事をアップしてまいりますね♪

本日は、12月15日~2月11日まで開催中の「ルドゥーテの薔薇」展についてです

redoute_poster.jpg
(画像はHPからお借りしています)


年末に観に行ったのですが、予想以上に素晴らしくてうっとり。。。

小さな美術館ですし、展示自体はひたすら額装してある薔薇の絵を展示してあって地味と言えなくもないのですが、1800年代前半に発行されたものを生で直接、しかもこんなに沢山じっくり観ることができて、私は大満足でした。

7H5A2539(S 640)copy
「ロサ・ムルティフローラ・カルネア」(肉色房咲きバラ)
:ワイルドローズとその派生種・アジア分布種(含む中東)



薔薇図譜』は表紙の花輪の絵1枚(年末の記事にてご紹介)+169枚の薔薇の絵から構成されています。

もともと、彼を雇った皇妃ジョゼフィーヌ(ナポレオンの最初の妻)のために製作するつもりだったそうですが、彼女はそれを待たず1814年にこの世を去ってしまいました。

そのため、ルドゥーテは皇妃ジョゼフィーヌの死後、自費で計画を遂行しました。

『薔薇図譜』の刊行は1817年に始まり1824年に完成しています。

7H5A2540(S 640)copy
「ロサ・ノワゼッティアーナ」(フィリップ・ノワゼットのバラ)
:オールドローズの基本種・ノワゼット系



以前同じこの小さな美術館で開催された「マリー・アントワネット展」とか何とかいう、アントワネットに関する展示はものすごい人だったのですが、地方都市のため画家「ルドゥーテ」を知っている人があまりいないのか、今回は人もちらほらとしかおらず本当に少なくて、もうかぶりつきでじーっくり何度も観てしまいました

7H5A2536(S 640)copy
「ロサ・ダマスケーナ・アウローラ ’セレスシャル’」(オーロラバラ ロニアトフスカ)
:古代種・ダマスク系



ルドゥーテの『薔薇図譜』の素晴らしいところは、「スティップル・エングレーヴィング(点刻彫版法)」と呼ばれる点刻によるエッチングに似た繊細な版画技法を用いている点です(=線刻ではない)。

この方法は、輪郭線を彫らず、刻んだ点の集積によって形を表現します。

点の粗密によって陰影が与えられ、柔らかな立体感が生まれると同時に、点は線と異なり非連続のため、版に詰める色同士が混ざりにくく、複数の絵の具を詰め分けることによって1枚の版による多色刷りができるようになったということです。

P1120319(S 640)copy

ルドゥーテの場合、この色が混じり合わないメリットを生かすと共に、この方法で刷り上がった多色刷り銅版画にさらに手彩色を施して、素晴らしい絶妙な色具合を実現しています

7H5A2537(S 640)copy
「ロサ・ダマスケーナ」(セルのバラ):古代種・ダマスク系


展示の最後に2点ほど、ルドゥーテが描いた植物図譜の原画が展示されていました。

彼は、これらの多色刷り銅版画を作成する際に、絵の具の発色がよいとされる「ヴェラム」という高級な羊皮紙を用いて原画を描いていました。

まず鉛筆で植物の姿を描き、透明水彩で着色し、グワッシュ(不透明水彩の一種)でハイライト部分を補筆するという方法を採用していたそうです。

ルドゥーテが描いたこの原画は、一流の彫版師、刷り師、さらに植物図譜の場合には説明を書く植物学者たち、そして版元の手を経て多色刷りの銅版画となり、刷り上がったものにさらにルドゥーテが手彩色で仕上げをする・・・そのような過程を経て、1枚1枚が作られているのですね。

「当時の職人集団の神業ともいうべき技術の結晶」という表現にも納得です。

7H5A2535(S 640)copy
「ロサ・ポンポニア」(ポンポン咲きバラ)
:ケンティフォリア系&モス系・ケンティフォリア系


もちろん、この展示の図冊も購入しましたが、本物の美しさには及びません~。

とにかく、見れば見るほど1枚1枚が美しいのです。。。

7H5A2541(S 640)copy
「ロサ・ダマスケーナ・セルシアナ・プロリフェラ」(プロリフェラ咲きのセルのバラ)
:古代種・ダマスク系



これを見てしまったら、おそらくコピー(複製品)では満足できないだろうな~と思いました。


そして・・・。

年明け早々、行ってしまいました。
2回目


前回はあいにく筆記用具をバッグに入れ忘れていましたが、今回はしっかり筆記用具を持って行き、メモを取りまくり

(前回よりは若干人が多かったものの)今回も人は少な目で、たっぷり2時間かけて鑑賞♪。

同じような薔薇の絵が並ぶせいか、他の人は結構サクサク、さらっと観ていらっしゃいましたが、私のような「図鑑系大好き人間」「観察・分析を趣味とするような人間」にとっては、1枚1枚を舐めるように(?)観るのが楽しくて仕方がないのです~

小さな頃から大好きだったのですよね~、いろいろな図鑑を見るのが


ちなみに、美術館に併設されているカフェでは、薔薇にちなんだケーキやマカロンがいただけるようです。
(私は2回ともカフェに寄る時間がなかったので、まだいただいていないのですが・・・


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